みちくさチェンマイ

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2008年 03月 23日

ビエンチャンの自家焙煎コーヒー

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ビエンチャンの街には
おいしいコーヒーを出すカフェがたくさんあります。
そんなカフェめぐりは
お散歩の楽しみのひとつ。

いつものように通りを歩いていると、
気になる看板が!
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「House Roasted coffee」
自家焙煎コーヒーってこと?
こだわりのコーヒーを出すお店でしょうか?

行ってみましょう~♪

シンプルな店内。
籐のソファーがナチュラルな雰囲気です。
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ラオスの手織りの布の
柄を活かしたコースターも渋くてかわいい!
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コーヒーは
ライト、ミディアム、ダークと
焙煎が選べます。

さっそく、ミディアムを注文。
しばらくすると
コーヒーの香りが漂ってきて
幸せな気分に~。

パーシン(ラオスの手織りのスカート)を穿いたウエイトレスさんが
コーヒーを持ってきてくれました。
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チェンマイもラオスも
コーヒーは深入りが主流です。
でも、こちらで丁寧に自家焙煎されたコーヒーは
香りよく、苦すぎず、
う~~ん、
おいしい・・・。
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そして、House Roasted coffeeのオーナーさんは
なんと!
日本の方でした。

オーナーの松島陽子さんは、
大学院生時代、ラオスのコーヒー栽培に興味を持ち、
その研究調査のためラオスを訪れ、
フィールドワークをしていたのだそうです。

その時から、生産現場の村に長く滞在し、現地の人々と関わりながら、
ラオスのコーヒー栽培や流通について考えてきたといいます。

その後、現地の方と結婚され、
このお店をはじめて、1年ちょっと。
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                             アイス・コーヒー

専門家の松島さんに、
ラオスのコーヒーについて、教えてもらいました!

ラオスのコーヒーは主にラオスの南部、
パクセーという町から50km離れたパクソンという地域で
栽培されているそうです。

ラオス産のコーヒーは、国外ではあまり知られていません。
お隣の国ベトナムでは、コーヒーを輸出しているそうですが、
生産が追いつかない時に「ベトナム・コーヒー」として、
ラオスのコーヒーが輸出されることもあるのだそうです。

エスプレッソなどに入れるロブスター種は、
丈夫なので、たくさん栽培されていますが、
ロブスター種よりも香りのよいアラビカ種は少ないのだとか。
そして、そのアラビカ種の中に「ティピカ」という種類のコーヒーがあり、
森の奥のごく一部に植えられているのだそうです。
松島さんがお店を開く前、
ラオスで生産されている4種類の豆を焙煎してみたところ、
この「ティピカ」が一番おいしかったといいます。

でも、ロブスター種に比べて栽培に手間がかかり、
特別な需要もないので、「ティピカ」を栽培しても生産農家は割に合いません。
だから、放っておくと、せっかく成長した「ティピカ」の木は
どんどん切られてしまいます・・・
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                    ラテと手作りのチーズ・ケーキ

ラオスにはいろいろな国から支援金が入っていますが、
そのお金も、結局、生産現場まで届いていない・・・
という現状をよく知る松島さんは、
「小規模でも自分でやったほうがいいのかもしれない」
と考えました。

そこで、まず、今残っている「ティピカ」の木を切らずにすむように
契約栽培(※1)
という手段をとって、毎年、農家から豆を買い取り、
ビエンチャンの自分のお店で販売することにしたのだそうです。

淡々とお仕事をされる松島さんですが、
お話をうかがってみて、
実は、このお店で出される一杯のコーヒーには、
松島さんのラオス・コーヒーに対する並々ならぬ愛情が
込められているんだなあと思いました。
ちょっと感動です。

ラオスの生産者とのつながりが深い松島さん。
森の中で収穫に使う籠(※2)や米を収穫する時に使う天秤籠を
さりげなくディスプレイに使っています。
産地の空気が伝わりますね~。
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お店の女の子が、ハンド・ピッキングで
一粒一粒、豆を選り分けています。
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お客さんの割合は、
日本人が4割、西洋人が5割、残りはラオス人。
ラオス人のお客さんには、
援助で海外留学を経験した人が多く、
帰国して美味しいコーヒーが飲みたいと
松島さんのお店を訪れます。

松島さんは本当に素敵な方でした。
(写真を載せられなくて残念・・・)

飲んで気に入れば、
豆を買うことも出来ます。
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ビエンチャンをお散歩する時に
絶対、立ち寄りたいカフェができました~☆
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松島さんから後日、メールで詳しい説明をいただきました。
(※1)ラオスでは契約というものがなかなか守られにくく、売るほうも買うほうも信用していないので、厳密には契約栽培ではなく、これまでの信頼関係を通じて、直接収穫時に買いに行きます。
(※2)コーヒー生産地では、背負子になっているタイプの籠を使います。まずは、小さめの籠を腰に取り付けて収穫し、それがいっぱいになると、大きい背負子の籠に移し変えます。


House Roasted coffee

住所
Ban xiengnueun
Manthaturad Rd
Vientiene Lao
営業時間
8:30~19:30 月曜定休
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by yunkao | 2008-03-23 23:48 | みちくさラオス
2008年 03月 05日

コーヒー畑とモン族村 その1

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天気の良い日曜日。
いつもは仰ぎ見ている、
チェンマイの象徴とも言えるステープ山を越えて、
その向こうのプイ山にあるコーヒー畑に行ってみようと
朝、バイクで出発しました。

なんでも、山奥に小さな喫茶店があるのだそう。
ぐねぐねとした山道をえんえんと走ります。
さすが山の中。
ひんやりとしていて、薄着できたのを後悔しました。
途中から舗装も途切れ、こんなガタガタ道を行きます。
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こりゃあ、雨季は大変で来られないなあ。

1時間半くらいは走ったでしょうか。
やっと目的のコーヒー畑が見えてきました。
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チェンマイ大学農学部では、
この辺り320k㎡ほどの山の斜面に試験コーヒー農園を作っています。
山の斜面なので、全てを一望するというわけにはいきませんが
なかなかいい眺めです。

私はときどき農学部でコーヒー豆を買っていますが、
普段飲んでいるコーヒーが作られている場所を見るのは初めて!
タイ北部で生育するコーヒー豆は香りの良いアラビカ種で、
昔、山岳民族村などで栽培されていたケシ(麻薬)の代替作物として
20年ほど前から栽培されるようになったそうです。
ちなみに南部では同じコーヒーでもロブスター種が栽培されています。

コーヒーの苗は日陰でゆっくり育つ方が味が良いそうで
葉っぱで作った日よけをして大切に育てられています。
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収穫時期は11月~1月頃。
今は、採り残された実が熟しきって黒くなっていました。
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お山のカフェは、
コーヒー畑を一望できる絶好のロケーションに立っていました。
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風が心地いい~!
日曜日に行ったので
観光客や自転車ラリーの人たちなどで
山奥とは思えないほど、にぎわっていました。

「やっぱナントカの白いフレームがサイコーきれいでさ・・・」
自転車クラブの人たちは、とにかく自転車の話題オンリー。
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バンコクから観光で来ていたおばちゃん。
コーヒー畑を眺めて素朴な質問です。
「これはイチゴの木?
え? イチゴじゃないなら、いったい何の木なのよ(怒)!」
コーヒーもイチゴもタイでは比較的新しい作物。
冷涼な山岳部で育てられるので
バンコクの人には珍しいのでしょう。

近くにある農業試験場の人に、いろいろお話を聞こうと思ったのですが、
あいにく日曜日はお休みで誰もいませんでした。
なので詳しいことは分かりませんが、
これは、実から種を取り出す機械でしょうか?
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そして、取り出した種を水に漬けているところかな?
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そして天日で干す。
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この後、さらに表面の鬼皮をきれいに剥がす工程があるらしいのですが、
そのための機械はここには無く、
まとめて、ふもとの工場に持っていくようです。

試験農園とともに働いて20年になる
喫茶店のおばちゃんは、
にこにことコーヒーを出していました。
肝心のコーヒーは、
焙煎が深く、しかもちょっと煮つまっていて
苦かったのが残念でしたけど(笑)。

来年はお友達のコーヒー屋さんといっしょに、また来るつもりです☆
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(つづく)
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by yunkao | 2008-03-05 03:11 | ちょっと遠くへ