2008年 06月 05日
サオ・インタキン祭り
サオ・インタキン祭りが、毎年この時期に行われます。
このお祭りは、別名「サイ・カンドーク(花をお供えする)」とも呼ばれていて、
お参りに来た人は、
バスケットや銀色の鉢に、小分けにしたお花を入れて持ってきます。
もし、花が準備できなくても、
お寺でも花のお供えセットが売られているので安心です。
明るいうちは、お年寄りや学生の参拝客が多いようです。
ワット・チェディールアンは、
その昔、大地震で上の部分が崩れた大きな仏塔があることで有名ですが、
このお祭りで重要なのは「サオ・インタキン」と呼ばれる柱です。
この柱はチェンマイの中心にあり、街を守っていると信じられていて、
普段は境内にある小さな祠の中に祀ってあります。
仏像の下の台座の部分が柱です。
もともとはチェンマイの先住民族ラワ族が祀っていた柱でしたが、
のちにチェンマイを治めたタイ族(現在のチェンマイ人の多く)が受け継ぎ、
今もチェンマイの平和と繁栄を司っているのだそうです。
残念ながら、サオ・インタキンの祠には宗教上の理由で女性は立ち入ることが出来ません。
なので、上の写真は警備の男性に頼んで撮ってもらいました。
外では雨を降らせる仏像に、花びらの浮かんだ水をかけています。
雨季に入る時期に行うこのお祭りは、
雨を乞い、作物が豊かに実ることを願う意味もあるんですね~
祠の周囲には、たくさんの花台が置かれ、
参拝客はお供え物の花や線香、蝋燭をまとめた小さな束を、
一つずつのせながら、祠を一周します。
とどくかな~。
子供の頃の私の妹にそっくりちゃんを発見!
小さな手でケイトウみたいな花をお供えしました。
かわいいな~
花が好きな人は、色鮮やかな花に目を奪われるはずです!
ここのところ、雨続きのチェンマイ。
明日の夜、友達とお参りに行く予定ですが、お天気が気になります・・・