2010年 11月 23日
ロイクラトーンの飾りつけ
ロイクラトーンの間、お寺や家の玄関にバナナの葉でアーチを作り、
色とりどりの花や堤燈で飾り付けをします。
最近は家でやるところが少なくなってきたと感じますが、
それでも、近所の路地をまわれば、
まだあちこちでこんな作業風景がみられます。
こちらのお宅は、21日の本番の日に急いで作っていました。
家族で協力しないと、なかなか大変な作業ですよね。
「写真とってー☆」
お祭りらしい、とても楽しげな雰囲気に
私もつられてニコニコしてしまいます(笑)
家の前では手作りのカトン(灯篭)が売られていました。
「子供達のお小遣い稼ぎなのよ」、とお家の人。
子供さんはしっかりした大人になるでしょうね。
いろんなお宅の飾り付けを見て周るのが、この時期のお楽しみ。
こちらのお宅も、きれいに飾り付けしていますね。
夜になったらろうそくや堤燈に火を灯します。
普段は暗い路地ですが、
飾りの明かりがキラキラ、とてもきれい☆
写真を撮らせてもらっていたら・・・・
パンパーン!
と、爆竹が投げ込まれました!
びっくりした~(涙)
作業中の子供達も、ひとまず逃げます。
投げ込んだのは、向かいの雑貨店の御主人。
別にけんかを売っているわけでなく、ただのおふざけです。
とはいえ、家の中から、
「あんたっ! 何やってんのっ(怒)!」という
奥さんの怒鳴り声が聞こえてきました(苦笑)
この時期、爆竹と花火が非常に盛んで、
あちこちで朝から晩まで、パンパン、シューシュー賑やかです。
街中はお巡りさんが取り締まっているものの、
ドッカーーーンと地響きするような大きな音がするときもあり、
まるで戦場かというような爆音が鳴り響いています。
うちのピリュー君たち(犬)は怯えまくって、部屋の中に入ってくるほど。
以前、隣の家の使用人だったおじさんは、
普段はもの静かな人ですが、
毎年、ロイクラトーンの時期に家族が里帰りして、おじさん1人でお留守番になると、
待ってました!とばかり、
爆竹を空き缶に詰めて、延々と爆発させていました。
子供はもちろん、
爆竹と花火には、大人の男性を狂わせる魅力があるのでしょうか。
私には全く分かりませんが、うるさいので、ちょっと迷惑です(苦笑)
さて、話がそれましたが、
こちらも赤いお花をいかした飾り付けがきれいですね~☆
それぞれのお宅で工夫がされています。
いろいろ見て、お寺へお参りに行った帰り、
ちょうど最初の写真で準備中だったお宅の前を通りました。
ろうそくに火が灯って、きれいです。
玄関先にたくさんろうそくを灯すのは、
よい精霊を招く目印にするため、という人もいます。
まるで、飛行機の滑走路のようですね。
皆のところへ、幸せが舞い降りてきますように。