2009年 08月 04日
アヒル麺食堂
ジャーーーン!
アヒルご飯(カーオ・ナーペット)です!
美味しそうでしょう~
この料理を作っているのは、
サンパコーイ市場の側、
ジャルンムアン通りに面した
アヒル麺食堂「スアタオ・バミー・ペットヤーン」のご主人、ジェサダーさんです。
ちょっと強面ですが、
あれこれ質問しても、ひとつひとつ親切に教えてくれました。
アヒルはハチミツを塗って、
大きな釜で1時間半ほど蒸し焼きにしているそうです。
お腹の中には、生姜やパクチーの根、コブミカンの葉などなど、
17種類のハーブが詰められているので
ふ~~ん、とってもいい香り~
お腹の中のおいしいスープも、たれの一部になるんですよ!
たとえば、これ!
お店の人気メニュー「バミーヨック・ナーペット」。
ちなみに麺の緑色は、パンダナスの葉を用いた自然色です。
これに、特製のたれをたっぷりとかけてくれます・・・
すると、こんな感じ☆
たれは透明感があって、すっきりした味わい。
もともとアヒルの肉自体は少々クセがありますが、
薄くきれいに切り揃えられているので、
たれとよくからまって食べやすく、美味しいです!
ジェサダーさんの中国人のお祖母さんから伝わる、秘伝のたれ。
チェンマイでは確かにここでしか味わえません。
そして、チャーシュー麺(バミー・ムーデーン)。
(もちろん、アヒルもあり)
この豚骨スープ、静かにじーんとくる美味しさです。
市販の砂糖や化学調味料は一切使わないというこだわりがあり、
「スープにはサトウキビを炭火で炙って皮を剥いたものを、
たっぷりの豚骨と15種類のハーブと一緒に3時間以上煮込んでいるから、
自然な甘さが出ているんですよ」
と、秘密を少し教えてくれました。
教えてもらっても・・・・・・真似できませんけど(苦笑)
毎朝5時に起きて準備をし、
8時半の開店に間に合わせるジェサダーさん。
今のお店は、何の飾り気もない小さな食堂なのですが、
以前はコーラート県の中華料理レストランで11年間、コックをしていたそうです。
アヒルの切り方や盛り付けが、
はっとするほどきれいな理由が分かりました。
「他の中華料理は出さないんですか?」
と聞いたら、
「市場の側のこの場所でやると決めたからには、
地元の人に食べに来てもらえるメニューにしないとね。
そして、この店で出しているのはレストランのメニューではなくて
祖母から母に伝わる料理なんですよ」
うう~、おふくろの味なのですね(涙)!
さて、こちら。
これは生卵の入った黄色い麺。
なんと麺も、ジェサダーさんの手打ちです。
おおっと~!
手さばきが早すぎて、麺が見えません(笑)!
というのは冗談ですが、
こんな風に作るのですね。
けっこう柔らかくて、舌触りなめらか。
日本のラーメンに比べるとコシが無く、あれ?っと思うかもしれません。
でも、これはきっと感覚の違いなのでしょうね。
私は「こういうモンなんだなあ~」と思って食べています。
はい、こちらは豚のカリカリ揚げのせご飯(カーオ・ムークローブ)。
これにも、専用のたれをた~っぷりかけてくれます。
小さなエビがぷりっとまるごと入った
エビワンタン(ギヤオ・グンソット)も、いけますよ~
駅に近いので、旅の前の腹ごしらえにいかがですか?
スアタオ バミー・ペットヤーン ซัวเถา บะหมี่เป็ดย่าง
8:30~20:30 不定休
カーオ・ナーペット 35B
バミー・ムーデーン 25B