みちくさチェンマイ

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2008年 09月 03日

古い壺

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チェンマイ郊外のあるお宅。
塀にずらりと古い壺が並べてあります。

ナンプラーとか、プラーラー(魚を醗酵させた調味料)とか、プー・ドーン(蟹を塩で付けこんだもの)などの貯蔵用だったのでしょうか?
街中ではあまり見かず、珍しかったので、
陶芸をしているダンナに見せようと写真に撮りました。とても薄く挽いてあるようですよ。


雨水が溜まらないように、椰子の実で蓋をしてあります。
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蚊はこういう暗い所が大好きですからね。


おそらくただの「飾り」だけではなく、
塀の高さが低いので、
「目隠し」や「泥棒よけ」にしているのではないでしょうか。
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もし、誰かが無理に塀を越えようとしたら、壺が落ちて大きな音がするし、
壺をどけようとすると、姿が目立ってしまいますよね。



そういえば、私も以前「泥棒よけ」をしたことがありました。
京都に下宿をしていた大学時代を思い出します・・・。

下宿先は木造の古い民家で、
女子専、風呂無し、家賃3万円。
1階は無人事務所で、
下宿部屋は2階の2部屋だけです。

「お隣さん」は少し年上の建築学部生でした。
美人で賢そうな彼女の部屋は、物が少なくすっきりしていますが、
その代わり、建築や美術関係の高価な本がずらり。
「この本、すごいですね」と言うと、
「こういう本は、つい買っちゃうのよね~」
と、爽やかに笑っていました。


ある夜、私がバイトから帰ってくると、
下宿の周りにパトカーが停まり、人が集まってざわざわしています。

何があったのだろう・・・
ドキドキしながら
そこに居たお隣さんに声をかけました。


彼女が1人でいる時、
男が下宿側の木を上って2階のベランダに上がり、
戸を開けて中に入ろうとしたので、
すぐに警察に通報したのだそうです。
戸締りをきちんとしていたから良かったものの・・・
想像すると恐ろしい・・・。
それから、この犯人の男は
どうやら彼女を狙ったストーカーらしい、ということでした。


まもなく、お隣さんは引っ越していきました。
すぐに代わりの女子大生が入ってきましたが(何しろ家賃が安いので)、
2人ともなんだか落ち着きません。

それで、下宿のガレージに置いてあった
古いジュースのガラスビン(2リットルサイズ)を2人でベランダに並べました。
全部で200本近くありました。

これなら不審者が侵入しても、
大きなビンがいっぱいで歩く場所がありませんし、
ビンが倒れたら、大きな音がするでしょう。


このビンのお陰で(?)、
卒業まで無事何事も起きませんでした!
(大家さんには叱られましたが。)

ただ、その時の2人は、
自分達がストーカーされているわけではないことに
全く気付いていませんでした(苦笑)



・・・そんなわけで、
塀に壺や植木を並べる気持ちが
少し分かる気がするのです。

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おわり
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by yunkao | 2008-09-03 11:40 | 路地裏散策


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