みちくさチェンマイ

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2008年 05月 09日

カメラの修理屋さん

「腕のいいカメラの修理屋さんがあるよ」
と、チェンマイの亀仙人Bさんに教えてもらったので、
調子の悪いカメラを持って出かけてみました。
デジカメを使うようになってから、フィルムで撮る機会が減ってしまい、
10年以上使っているレンズには、カビが・・・・・・
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「ジュア・フォト」
時代を感じさせる、色あせたアグファの広告・・・。
気をつけてないと見落としそうな、小さなお店でした。
でも、お堀の中のラーチャウィティー通りに面しているので、
観光客のお客さんは多いようです。

ご自宅で採れたのでしょうか?
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店先でマンゴーも売られています(笑)。

店主のトーンジュア・シーゴースート(通称ジュア)さんにカメラを渡すと、
「うーん、どれどれ~。ふむふむ」
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と丹念に見てくれました。
きちんと話を聞いてくれるのも、嬉しいところ。
実はレンズのカビ以外にも、問題があるのです・・・・・・


私はカメラの知識はあまりありませんが、
折角なので、店主のジュアさんと、プチ・カメラ談☆

チェンマイで写真屋を開いて、もうどのくらいですか?
は~、20年だよ。
チョンブリー生まれだけど、チェンマイのお嫁さんをもらったんでね。ハハハ。
それまではバンコクで「ヤシカ」に勤めてカメラの修理をしてたんですよ。
京セラになった日本の会社でね。
毎年、日本から技術指導員が教えに来てくれましたね~。
ほ~んと、あんた、うちに来て正解だよ!
コンタックスはヤシカが生産販売してたから、
ワシもコンタックスのカメラをもってるし、
ほら、レンズも持ってるよーん。
 
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うわー、これは望遠レンズ!(すっごく高いんですよね~)
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ドイツ人の知り合いに買ってきてもらったんだ。
高いけど、税金はかかんないから。
買った当時、タイではまだまだコンタックスは知られてなかったねぇ。
(この後ジュアさん、つぎつぎとレンズを見せてくれます・・・ウラヤマシイ~)
昔は写真を撮る仕事もあったんだけどね~。
今はさっぱりですよ!ハハハ。


やっぱり、最近はデジカメですか・・・
そうだね~、3年くらい前からデジカメも値段が下がって、
みんなが普通に買えるようになったからね。
20万バーツ(約60万円)出して買った現像の機械もね、
用がなくなってもう売ってしまったけど、いくらだったと思う? 
たったの2万(約6万円)バーツさ~。
きれいにプリントできたけどねえ・・・鉄くずになってしまったよ。ハハハ・・・。
この時代、デジタルに対応できないとダメだからね・・・。
それで、いったん店を閉めたんですけどね、
プリントはすっぱり止めて、
また、元通り、カメラの修理屋を始めたんだよ。


・・・そうだったんですか。
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ここには古いカメラが飾ってありますが、お好きなんですか。
うん、趣味で集めてるね。
デジカメの修理もするけど、
ライカとか、ロシアのカメラとか、
古いカメラを修理に持ってくるお客さんも多いよ。
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デジカメのほうが、修理が難しくありませんか?
いやいや、昔のカメラの方が複雑ですよ~。
鉛も使っていて危ないしね。
だけど、質がよくて、すごく丈夫に作られているんです。
昔はそこのところで、カメラ会社は競ってたんだからね!
今はデザインでしょう? 携帯も車も同じですけどね・・・。


少々高くても、良いものを修理しながら長く使えるほうがいいですよね・・・。
そういえば、西洋人のお客さんも多いようですが。
データをCDに焼いたり、証明写真を撮ったりする人が多いけど、
自分の国で修理に出すと高いからって、わざわざうちに預ける常連さんもいるよ。
良心的な価格でサービスがよければ、外国人も来てくれるんですよ!ハハハ。


店の中にも外にも、アグファの広告が貼ってありますけど?
うちはアグファのエージェンシーだったんだ。
アグファはね、日本の印画紙会社を買収してアジアにも市場を広げたんですよ。
色が良かったけど、今はもう販売してませんね。

昔はチェンマイのカメラ小僧も大勢来てたけどね~
うちはもうつぶれてしまったと思っている人が多いよ~。ハハハ・・・
でも、この間、大学生の頃によく印画紙なんかを買いに来てた子がね、
就職して、結婚して子供も2人できて、
偶然、うちの前を通りかかったら、まだやってる!ってね(笑)。
で、学生の頃使ってたカメラを修理に持ってきてくれましたよ。ハハハ!




デジタルへと時代が移り変わり、
昔ながらの街の写真屋さんも、ご苦労が多いようです。
でも、ジュアさんのお話を伺っていると
カメラや修理のお仕事への愛情をじんわりと感じました。

そして、同じ会社のカメラを使っていると聞いて安心感が持てました!
50ミリと28ミリのレンズ、ボディー、ついでにハーフカメラも出しました。


10日くらいして、ジュアさんから「できたよ~」と電話があり、
再び、お店を訪ねました。
直っているでしょうか・・・・ドキドキドキ・・・

直ったよ。
のぞいてみてごらん。
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あ! 直ってる。


実は8年ほど前に、チェンダーオの山の中でカメラもろとも川に落ちてしまい、
チェンマイの別のカメラ屋さんにオーバーホールに出したことがあったのですが、
それ以来、なぜかレンズと本体の絞りの数字がずれてしまいました。
同時にハーフカメラも修理に出したら、
機械油をべたべたに注がれ、使えなくなってしまったので、
修理に出すのが怖くなって、それっきり・・・。
そんなことをジュアさんに説明したら、ちゃんと直してくれました☆
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そして、もうひとつ。
私のレンズ交換時の扱いが悪かったので、
レンズの裏側の爪が折れて、オートの機能が使えなくなっていましたが、
日本で修理に出すと何万円もかかってしまいそうだと、
仕方なくマニュアルで撮っていました。

いくらジュアさんでも、部品がなければ無理だろうと
その部分の修理はお願いしなかったのですが・・・


ワシも同じレンズ持ってるだろ?
だからそれを見ながらねえ。ハハハ。


おお!見てください!!
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ジュアさんが鉄片を切って貼って、こんな風に・・・
(丸の部分、前はぽっきり折れてました)

あんた、これでまたオートも使えるね!ハハハ。
あ、ありがとうございます(ウエ~ン)!

レンズは3ヶ月に1回は日に当てなさいよ~。色が違うよ~。
分かりました!
これから心を入れ替えて、
初心に戻って大切に使います!


フィルムは撮れば撮るほどお金がかかり、私のような貧乏人には大変です。
欲を言えば、デジタルの一眼レフカメラが欲しいところ・・・
でも、このカメラだから撮れた写真もあったはず・・・。

タイに行くからと、思い切って買ったカメラが
今、ちゃんと直って戻ってきた・・・
なんだか少し不思議な気がしました。

もう一つ欲を言えば、もうちょっと早くこのお店に辿り着きたかったなあ(笑)。






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                「2,3日預からせてもらうよ~、ハハハ」よく笑う、ほがらかなジュアさん。


JEAR PHOTO(ワット・ドークウアンの斜め前)
12 RAJWITHI RD,MUANG,CHIANGMAI
Tel 0-5321-0809(タイ語)
レンズの掃除 500バーツ~
カメラの修理は症状によって
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by yunkao | 2008-05-09 03:08 | アジのあるお店


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