みちくさチェンマイ

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2013年 07月 08日

森の蜂蜜

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20~40mもの高い木に登って蜂蜜を採る人たちがいます。
実際に採るところを見せてもらったのは、
チェンラーイ県にあるヒンラートナイ村という、人口120人の小さなカレン族の村です。
標高950m、周囲を森に囲まれた土地で、
村人たちは豊かな自然の恵みを大切に守りながら暮らしています。
 
4~5月に採れる蜂蜜も、その恵みのひとつです。

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村に着いたのはちょうどお昼時。
囲炉裏のある部屋でお昼ご飯をごちそうになりました。
その中に、蜂の子もあり、
一口食べてみたら、柔らかく、
焼き豆腐のようで後味にかすかに蜂蜜のような香りがします。
おいしい・・・
でも、「アレルギーが出る人もいるから、初めて食べる人は気を付けて」
と村人に言われ、もう一口、と出した手をひっこめました。
ひどい人は呼吸困難になることもあるそうです。

行ったのはタイ正月も終わった、4月の中旬。
村に着いた途端、雨季の始まりの雨が降りはじめましたが、
雨はすぐに止み、さっそく森へ蜂蜜採りに出かけました。

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これは蜂蜜ハンターの防護服です。
籐で作った剣道の面のようなものをかぶり、
服は4枚重ね、ズボンは2枚重ね。
タイで最も暑い時期にこの格好ですから、暑くて大変です。

オオミツバチの蜂蜜採りができるのは、村の中では4人しかいません。
身軽で木登りが得意な人じゃなければできないのです。

高い木の上に巣を作る蜂は、パガヨー語で「グネー」、タイ語で「プンルアン」、
日本では「オオミツバチ」と呼ばれる種類です。
よく見かけるミツバチより一回り大きく、幅が1.5mもある大きな巣を作ります。
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この蜂は時期によって獰猛になるときがあり、
高くてまっすぐに伸びた木に巣を作った蜂や、
雨が2日以上続けて降った後などが危険なのだそうです。

でも、この木は幹が途中から横に伸びているし、
さっき降った雨も、村では雨季の初めの最初の雨だから、
きっと大丈夫(と、自分に言い聞かせます)。

ハチミツハンターはまず、昨日の夜に作ったという竹の杭を
幹に打ち込み始めました。
しばらくの間、コンコンという音が森の中に響きます。

杭を打つのは幹が垂直に伸びたところだけ。
横に張り出した部分は杭なしで進みます。

杭を打ち終えると、
蜂蜜ハンターは防護服を着て、
蜜を入れる一斗缶やたいまつなどのハンターグッズを持って、上って行きました。

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つづく
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by yunkao | 2013-07-08 00:09


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