2011年 09月 08日
おじいさんの油、おばあさんの油
こちらが「おじいさんの油・左」と「おばあさんの油・右」です。
頭痛や筋肉痛、虫さされ、目まい、気つけ薬として、
塗ったり、嗅いだりするお薬です。
どちらもメンソールが入っていて、
すーっとした感覚と共に痛みを和らげ、呼吸を楽にしてくれます。
薬局で20バーツくらいで売られています。
私は頭痛がする時に、ちょっとこめかみに塗ったりします。
特にタイがもっとも暑い4月には、よくお世話になります。
「おばあさんの油」。
瓶が5センチと小さくて可愛いんですよ。
本当は「ナンマン・ドークマイ・カーオ(白花油)」という、きれいな名前があります。
私と同じ片頭痛仲間が
「これ、うちのおばあさんが、手のひらにどばっと出して、
額にパシャパシャかけてたんだよ」と紹介してくれたので、
勝手に「おばあさんの油」と呼んでいるだけなんです。
パシャパシャかけると、ものすごい刺激で大変だと思いますが、
(ちょっとでもかなりの刺激があります)さすが、おばあさんです。
そんな使い方をしていたら、小瓶では数回で中身がなくなっちゃいますが、
大瓶も販売されているのでご心配なく。
メイド・イン香港で、「ペフアイイウ」って書いてあります。
成分表を見ると、
消炎鎮痛剤などに用いられるサリチル酸メチル、樟脳、殺菌作用の強いユーカリオイルなど。
そして、ラベンダーオイル。
気持ちを落ち着かせるフローラルな香りが含まれていて、
白いお花のイメージにぴったりですね。
そして、「おじいさんの油」も、やはりちゃんと「Siang Purre Oil」という名前があります。
成分は「おばあさんの油」と似ていますが、
こちらはスパイシーなシナモンやクローブが入っているので、
活力が出て元気にしてくれそう。
「じいちゃんは今日もがんばるんじゃ!」
パッケージの「おじいさん」の写真が目印。
立派なお髭が、いかにも効きそうな感じですよね。
メイドイン・タイランドと書いてありますが、
きっと写真の中国系の方が伝えたものなのでしょう。
どちらも薬なので、決しておしゃれな香りではありませんが、
痛みやかゆみを抑えてくれる、
おじいさんやおばあさんの言葉のような
ありがたい油なのです。