2010年 03月 29日

柱を建てる儀式

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大家さんは古くなった下宿の建物を
新しく建て直しています。
(残念ながら我が家は立て直しません)

それで近頃毎日、
大工さんたちがやってきて、
トンカントンカン、工事中。
暑い中、本当にご苦労様です。

先日は、
家の柱の鉄筋を組む時に、
「柱を建てる儀式」をしました。

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サトゥワンというバナナの葉で作った箱に
線香や蝋燭、お菓子やタバコ、花などのお供えを入れ、
箱の四隅に小さな旗を立てます。
これは東西南北の四方向を司る四天王と
インドラの神と大地の女神に建物を建てる許しを請い、
幸せを願う儀式だそうです。


サトゥワンは大家さんと79歳になる大工さんが準備していました。

祈祷師のおじいさんは80ウン歳(正確な歳は分かりません)。
なんと、うちの隣の家に住んでいるそうなのですが、
見かけたことがなかったです・・・。

「うんと歳をとった人じゃないと、祈祷ができないんだよ。
私みたいに若造じゃダメなんだ」と言う大家さんも50前。
祈祷師に比べたら、
私でも娘っ子と言われそう~♪


準備が整ったら、
祈祷師が呪文を唱えながらサトゥワンを台の上に置いていきます。



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祈祷師のおじいさん(右)が
「わしゃあ、もう手が震えて持てんよ~(笑)」

すると、大工のおじいさんは
「もうろくしたね~」と返します(苦笑)

大工のおじいさんは79歳とは思えない、すごい力持ち。
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                                     おりゃ~

重いものでも何でも持ち上げて、
若い人に負けていません。
すごいなあ。



さて、サトゥアンが無事並べられたら、
今度は柱の鉄筋に、
椰子の実、バナナ(実と苗)、サトウキビの苗をくくりつけ、
祈祷師がマヨームの葉で聖水を降りかけながら祈ります。
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そして、大家さんが柱の根元を埋める最初の土を入れると、
無事、儀式は終了しました。


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ご機嫌な祈祷師さんは、昔話を始めました。

「昔ね、第二次世界大戦のとき 
この辺に日本兵達が来て、
すぐそこいら辺は飛行機を停める場所にしてたんだよ。
何人もが1つの樽に入って水浴びしてて、それには驚いたよ~」

1つの樽というのは、五右衛門風呂のことだと思います。
風呂を沸かして入る習慣がないタイの人から見たら、
何をやっているんだ?ということなんでしょうね。

大家さんは、
ダンナは日本兵の生まれ変わりだからここに住んでるんだと、
いつも冗談っぽく言って笑っていますが・・・
半分ぐらいは信じているのかも。



夕方、
大工さんたちが帰ってしまった後、
ピリュー君がいつものようにごそごそと何かを持ってきて遊んでいるので
見てみると、
昼間のお供え物でした。

まずいだろう、それは・・・(汗)。


あっ、でも神様がピリュー君になりすまして
お供え物を食べたのかも・・・

ということにしておこう(笑)
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by yunkao | 2010-03-29 02:17 | チェンマイの常識?


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