みちくさチェンマイ

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2009年 12月 29日

お坊さんのお葬式

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旧市街にあるチェンマイの有名なお寺ワット・プラシンで
偉いお坊さんのお葬式がありました。

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「プラタンマシッタージャーン」という高僧です。
写真の右側に映っているのは高僧の蝋人形です。
今年1月24日に97歳でお亡くなりになりましたが、
北タイ仏教界の最高権威だった高僧なので、
ご遺体は長い間本堂に祀られ、
先日、蛇尾に付されました。


一般の人の場合は、
旧市街内(お堀の内側)で火葬することはありませんが、
今回、ワット・プラシンの敷地で行われるのは
特別に偉い僧侶だからだそうです。


火葬までの9日間、
毎日数百人の僧侶によってお経があげられ、
大勢のチェンマイ市民がお布施をして
袈裟や焚き付けの木をお供えしました。

そして、
地区ごとの有志グループが昼食の炊き出しをして
お参りに来た人に無料で振舞いました。
我が家の大家さんも 
「1日500食のバミーを配って、新聞に出たよ~」と嬉しそうに言ってました。


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火葬の前日、
本堂に祀られていた棺がみこしに乗せられて
火葬場に運ばれていきます。


そして、棺はさらに大きな棺の中に安置されます。
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これは、「ノック・ハッサディーリン」という空想上の動物で、
頭は象の姿をした鳥を模ったもの。
木や紙などの燃える素材で作られています。

その昔、チェンマイに都を置いたラーンナー王国では、
王族など重要な人物が亡くなった時に、この棺を準備したといわれています。
(※イサーン(タイ東北地方)にもあったそうです)


一般の人でも、木や紙でできたお城のような棺に乗せて火葬場に運ばれますが
ノック・ハッサディーリンはそれの超豪華版です。

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夜はライトアップされて、とてもきれいでした。
顔の向きを変えたり、
鼻を曲げたり、耳を動かすこともできるんですよ。


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火葬の日の夜は日曜歩行者天国と重なったこともあり、
大勢の人が訪れました。
タイでもお葬式には黒い喪服を着る習慣があります。
火葬に備えて、消防車も4台くらい来ていました。


1時間ほどお経が上げられ、
「これで、もう高僧とお会いすることはありません。
高僧の教えを私たちは忘れません。
また、人間に生まれ変わってほしいです・・・」
というような(正確ではありませんが)アナウンスが流れ、
一瞬、辺りはしんみりした雰囲気になりましたが・・・・・・

すぐに伝統音楽楽団による、速いテンポのガムラン音楽のような
生演奏が賑やかに始まりました。

いよいよ棺に火が付けられます!

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ピューーーーーっと、耳をつんざくような音を立てて、
敷地内にある建物の3階からケーブルを伝い、
ロケット花火が下りてきました。

棺の周りには様々な花火がたくさん仕掛けられているのです。

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ドッカーーーン!!!!



ひえー! 
ビックリした~(涙)


続いて、仕掛け花火にも引火。
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「さようなら、プラタンマシッタージャーン」バチバチバチバチ☆

プロペラのようにくるくる回る花火やナイアガラの滝など、
次々と仕掛け花火が連続炸裂!!
辺りは真っ白い煙に包まれました。

さらに、
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ドッカーーン!


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パチパチパチパチ☆
棺の近くにも花火が炸裂!


シューシュー!
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土台からも仕掛け花火の火粉が噴き上がります。


ドッカーーーン!!
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今度は棺の中が爆発!


ピューーーン、ドーン! ドーン!
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打ち上げ花火も次々と上がり、もう、なにがなんだか分かりません(苦笑)
音と炎のスペクタクル?!

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皆さん、一心に炎を見つめています。
時々、待機している消防車が
火が燃え広がらないように火の粉に向けて放水していました。


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大きな炎があがります。風下にいると非常に熱い・・・。


30分くらいで、殆ど燃えてしまいました。
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それにしても、すごい迫力の火葬でした。

そういえば、
初めてタイでお葬式に参加したとき、
「お葬式で泣くと涙が川になって死んだ人があの世へ行けなくなるから、
泣いてはいけないんだよ」と教えてもらったことがあります。
親戚ばかりでなく、地域の人たちがわいわい協力してお葬式をあげていて、
なんとも明るい雰囲気でした。
お別れは寂しいものですが、
亡くなった方も、みんなに楽しんでもらえれば本望なのかもしれませんね。
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by yunkao | 2009-12-29 01:22 | チェンマイの常識?


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